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2017年08月14日

【マ】そのキャラニーソ履くや、履かざるや

あ、コミケ申し込んだんですけど、とりあえず男性向けにしました。
もしかしたらシノアリスの本とか作ってる可能性もあるんですがまぁそれはそれで……。

さて今回、ゲームの内容はほぼ出てきません。
定期更新枠として記事を書いてみようか程度の話なので、どちらかっていうと読み物です。

たまにTwitterとかでグダグダ喋ってる

「でもこのキャラニーソじゃないしなぁ……」

とか、

「元々ニーソを履いてないキャラに履かせるのは抵抗がある」

ということに触れる内容です。
そこで書くには長すぎるからね……。

私が二次創作をしづらい原因のひとつでもあります。


もしデザインの参考にするためにこの記事を読みに来た、ないしは偶然来たけど参考にしたいとかいう奇特な方がいらっしゃったら、以下から次の区切りまで読めばOKです。
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さて、本題ですがみなさんは「初めからニーソを履かせる前提でデザインされたキャラ」「そうでないキャラ」を区別して考えているでしょうか?

まずそんな事考えてんの世界でお前一人だよと突っ込まれる可能性もあるんですが、多分イラストレーターなんかは無意識に区別して考えているはずで、そうでなくてもなんとなくの区別はあると思います。


ちなみに、私がデザインする場合は指定のある仕事の場合も、そうでない場合もかならず「ニーソを履かせられるキャラ」になるようにデザインしていきます。

逆説的には、偶然必然問わず「ニーソを履かせるためのデザイン」の範疇に収まったキャラが、ニーソキャラとなります。


では、サンプルとして今進めている「マグナ・フォルトゥナ」のヒロイン、アヤナを見てみましょう。

RPG01_Ayana_Stand_01.jpg


このキャラは大変慎重にデザインされているので(私の絵の上手い下手は置いておいて)、ふとももから上で切っても全身でも、各色のニーソを履かせてどのような構図でも容易にきっちり色のバランスが決まるキャラになっています。

ぶっちゃけこのキャラはハイソックスでも通用するデザインではあるので、ニーソしか合わないわけではないんですが……。

暗青色や黒系を多用しているし、赤もピンポイントで使っているので、どんな背景ともマッチしやすいし目立つという、副次的効果もあります。


さて、ここまで読んでくるとなんとなく想像がついたと思うのですが、ニーソをキャラに履かせるうえで「脚の大部分をニーソの色で覆った結果が全体としてカラーバランスの良いキャラ」というのがニーソの似合うキャラの最も大きな要件です。

これは実は視線誘導にも関わってくる話で、例えば黒髪で黒系ニーソのキャラであれば人間の視線が勝手に肌色に吸い寄せられて太腿と顔に着目させることができるという事でもあります。

まぁこの話は長くなるので、詳しくはやりません。


更に、この次にくる要件は「デザインのテンプレとして積み上げられているか否か」という話になります。
201507_文字なし_M.jpg


ちょっと前の絵でアレですが、こんなデザインのキャラがテンプレです。

人間というのは慣れたデザインに安心感を覚えるもので、どうしても見慣れたものに愛着をいだきやすくなってしまいます。

そうした意味で、たとえば金髪のキャラというのはコントラスト強めの配色やお嬢様というキャラ付けが多く、ニーソを履かされすぎたので、金髪のキャラはニーソだろうなというニューロンが多くの人の頭の中でつながっている可能性が高いわけです。

また若干重要度は下がりますが、キャラの体型や性格によってもこういった色・丈のソックスが合う、合わないというのは出てきますね。


なんとなく、ニーソのキャラってどんなものなのかが想像していただけたでしょうか。

服のコーディネートとして合う合わないという話だけではないというのは覚えておいて頂けると有り難いです。
とりあえずでなんか適当なキャラに黒系のニーソを履かせて「あ、割と似合ってるな」という範疇には収まっても、しっくりこない感覚がどこかに残っていたら、大抵は上記条件を満たしていないのが原因です。



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さてその上で、

私がこの件でいかに苦しめられているのか

に触れてこの記事を結びます。

これ以降は、私が他人のデザインしたキャラ、もしくは非常に割合が低いですが私がデザインしたにも関わらずニーソをはかせる前提でないキャラを、私の視点で見た場合の話です。


ここまで読んで頂いた方でお察しの良い向きはなんとなく分かるでしょうが、イラストレーターや漫画家がニーソを描く場合は、たとえ意識しなくても上記のような思考に沿ってキャラにニーソをあわせてデザインしています。

別にニーソが好きでなくてもカラーバランスは気にするし、過去にあったキャラを無意識に引き出しから出してきて、類似点を取り入れてデザインするということですね。


翻ってそうでないキャラを見ると、本来そのキャラは最初にプレゼンなり広告なりで出る時に「ニーソがそこに存在する」としてデザインされていませんし、私が他人の描いたキャラを見た時に、ファーストインプレッションとしてそのキャラにニーソのイメージが全くないわけじゃないですか。

そして、そういったキャラが私の頭の中でイメージが固まっている状態でニーソを履かせたとしても、私の視線はぶっちゃけ脚にしか行きません。

仮にそのキャラが好きだったとしても、私の中でキャラとニーソが分離してしまって、どちらを好きなのかワケわからなくなるんです。


というわけで、私がそのキャラをニーソを履いているキャラと認識するトリガーは以下のようになります。


・始めのビジュアルでそもそも履いている

・後に公式絵で先述の条件に沿って履かせた場合

(※注、公式絵=本人、もしくは引き継いだデザイナーがリデザイン)


つまり、上記の条件に沿っていなければ二次創作をしていて楽しくないので、同人誌なんて当然作れないんです。

こいつバカだ……
と思った方、大正解です。

私は難しく考える系バカなので、自分でこういった制約を課してしまって創作の幅を大きく狭めています。


さらに私には履き口やテクスチャに関しての美学があってそのせいで……。

その話はまたの機会においておきましょう。


ちなみに、普通の人むけにデザインする場合はこんな事気にしなくて全然OKです。

別にニーソに限った話ではないのですが、最初に挙げたカラーバランスと、過去の作例にだけ配慮できていれば、概ねキャラクターデザイナーとしてはプロフェッショナルといっていいでしょう。

さらに絵描きとしてプロフェッショナルかどうかという話になると、構図やスチルから与えられるイメージというのがあるので、服装なんてそれに合わせて決めるのが一番でニーソかどうかなんてマジどうでもいいです。


つまり、私は商業イラストレーターとして活動する上で致命的な縛りプレイをやっているという事になります。


どうしてこうなった……。



私はその運命から逃れられないので、上手く付き合いながら生きていきます。


ではまた明日!!
posted by おちんさま at 20:00| Comment(0) | RPG企画