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2016年07月08日

【技術情報】Windows10でIntuosProのマウスモードで筆圧感知が効かなくなる件について

今回は全編真面目なエントリになります。
表題通り、Windows10でIntuosのマウスモードで筆圧感知が効かなかった件が解決しました。

Adobe様と長々とやり取りをしまして、その後各所の技術チームに問い合わせていただいたみたいで、これについて回答を得、無事解決しましたので今回、その方法を是非いろんな方に知っていただきたく、ブログに残しておこうと思います。
また、メールにてのお返事は手続き上できないとの事でしたし、この場を借りましてAdobe様ならびにWacom様にご丁寧なご対応のお礼を申し上げさせて頂きます。
(以下敬称略)
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端的に言うと、「タブレットのマウスモードは新たに提案された仕様で作られたフォトショップに対応していなかった」ということで、仕様のようです。

以下は余談ですので、少しだけ読み飛ばして実際の対応の仕方から読んでいただいても大丈夫です。
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記事や返答を読んだところウィンドウズの筆圧感知ドライバはMicrosoftの呼称では「Wintab」といい、これによって様々な機能を実現していたようです。
また最近になってWacomとMicrosoftで「WindowsInk」という仕様を策定してたようで、これを利用するのが「デジタルインク機能」であり、Adobeの説明によればPhotoshopCC2015は、旧来の「Wintab」を利用するアプリケーションではなく、「WindowsInk」で動作するアプリケーションなのだそうです。
これも詳しい仕組みは調べてないのでどういったものと説明はできないのですが、まぁ「タブレットの設定のデジタルインク機能にチェックを入れればこの機能が利用できる、というか問題なく動作する」というぐらいの認識でいいと思います。
ぼんやりとですが、タブレットというものがどういう仕組みで動いているのか、最近のタブレットはどう変わったのか理解できた気がします。

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さて、まず当該の問題に対応するための方法論が書かれているページをまず示します。

Adobeのサポートページ

こちらを読んでそのまま対応できる方は、ここで終了で構いません。
それではあんまりなので、一応私の場合を含めて解説します。

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■Wacom製タブレットをペンモードで使う場合
これは非常に単純で、もしこれで筆圧感知が動作しない場合、タブレットの設定にある「デジタルインク機能」のチェックを入れてください。
多くの場合これで解決するはずです。
デジタルインク機能をオンにすると例の鬱陶しいエフェクトがでますが、これはどこかで消す方法が出ていたような気がしますが、これについては申し訳ありませんが私は関係ありませんし動作しなくなるレベルの問題ではありませんので、ご自分で調べて頂ければと思います。
もしデジタルインク機能オフでも問題なく動作し、ペンモードで作業できるならばそれに越したことはありません。
もしくは、どうしても我慢ならないのであればデジタルインク機能を切ったうえで以下の方法をお試しください。
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■Wacom製タブレットをマウスモードで使う場合
私の場合はこれに該当しました。要するに、昔でいう所の相対座標モードでタブレットを使いたい場合この選択肢しかありません。
(砕いて説明すると、ちょっとの腕の動きで長い距離を描画したり、マウスのように使いたい場合です)
以下はほぼ先に示したページのコピペです。

1.テキストエディターを開きます。

2.以下の文字列を入力します。(コピペでOKです)
# Use WinTab
UseSystemStylus 0

3.テキストファイルとして、「PSUserConfig.txt」というファイル名で保存します。

4.「<起動ドライブ文字(通常ならC)>:\Users\<ユーザー名>¥AppData\Roaming\Adobe\Adobe Photoshop CC 2014\Adobe Photoshop CC 2014 Settings\」に、このファイルを移動・または名前をつけてこの場所に保存します。

以上で、Windowsの再起動は必要なく、フォトショップの再起動だけで反映されます。
これはフォトショップのみの設定ですから、もちろん他のWintabアプリケーションには影響を与えないため、クリップスタジオペイントなどでは問題なく今までどおり作業が行えます。
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また、これでも動作しない場合は
Adobeのサポートページ
こちらのC-2の手順を行うといいかもしれません。

おそらくタブレットという製品とドライバの仕様上、以前のバージョンのWindowsで動作していたのであれば、ここまでご紹介したやり方で筆圧感知が効かなくなる等の問題は解決するかと思います。
また、一部の「特定のアプリケーションで線の描画がおかしい」といった問題も、これらの機能が悪さをしている可能性が考えられますから、フォトショップなら上記手順でSystemStylusを切れば解決するかもしれませんし、それ以外の場合、もし可能ならばそのアプリケーションの開発者様に「Photoshopではこういった実装になっています」と上記ページなどをご紹介いただければ、解決の緒になるかもしれません。

以上となりますが、同じ問題を抱えてらっしゃる方への一助になれば幸いです。
それではまた。
posted by おちんさま at 02:40| Comment(0) | 日記